ITパスポート試験は、独立行政法人情報処理推進機構情報処理技術者試験センターが実施している経済産業大臣認定の国家試験です。2009年から行われており、初級システムアドミニストレータ試験の後継試験ともいわれています。ただ、初級システムアドミニストレータ試験に比べると多少難易度が低いでしょう。ITに関する基礎知識と能力を持った人材だということを証明してくれる資格です。大学や大手企業、官公庁、地方自治体、特殊法人などで、ITパスポート試験の取得を推奨していることもあります。ただ、文系の学生が就職活動をする際に、基本的なITスキルを証明する分には役立つ資格ですが、IT関連企業への就職には全く役に立ちません。ITパスポート試験では初歩的な資格すぎて、むしろその程度の知識とスキルしかないのかと思われてしまいかねないのです。IT関連企業への就職を考えるのであれば、最低でも基本情報処理試験を取得した方がいいでしょう。ちなみに、全国153の大学でITパスポート試験の資格取得者への入試優遇制度を設けています。それに、全国50の大学がITパスポート試験の資格を取得することで、単位認定してくれるのです。ITパスポート試験だけでは就職の際のアピールポイントにはちょっと弱いかもしれません。でも、現代では、IT技術を全く使っていない企業の方が珍しいくらいですから、どんな業種に対してもプラスアルファのアピールにはなるでしょう。